とらのあなブースで購入したのは、
『Fate/Zero Tribute Arts ―死にゆく者への祈り―』限定版 ………2500円
です。コミケ75限定の特典冊子、「Rough Material」が気になって購入しました。
これを買うのは正直、悩みました。なぜなら、この本はFate/Zeroをトリビュートしたもの、つまりリスペクトしたものであり、TYPE-MOONとはほぼかかわりの無いものだからです。とらのあなが出しているというだけで、そうでなければ企業ブースでというより同人サークルで出している画集といった感じだと思います。
とはいっても、描いているのは長年同人誌販売を手がけているとらのあなが選んだクリエーターたち。トリビュートという割には我(が)が強く現れすぎていると思うものもあったりしますが、一枚一枚非常にクオリティ高いです。どれもこれも、上手い、凄いと素直に思ってしまうものばかりでした。
私がFate/Zeroを読むときに違和感無くイメージを助けてくれるであろうと思ったものは、
5ページ 深山和香さんの「セイバー」
15ページ 近衛乙嗣さんの「間桐 桜」
29ページ 天空すふぃあさんの「イリヤの誕生」
31ページ 城爪草さんの「胡桃の冬芽探し」
40,41ページ 大崎シンヤさんの「冬木の大空中戦」
42ページ 犬江しんすけさんの「海魔現る」
47ページ 森井しづきさんの「誓い」
50ページ すみ兵さんの「別れ、託された”すべて遠き理想郷”」
52ページ 大崎シンヤさんの「追撃、V-MAX」
66ページ 犬江しんすけさんの「贖罪の騎士」
78ページ 左さんのイラスト
79ページ 松竜さんのイラスト
80,81ページ 石田あきらさんのイラスト
などです。
明るいイラストは少ないのですが、92ページのねこにゃんさんのイラストは面白かったです。凛はそこまでもの欲しげに食べ物を見ていないだろうにその視線に気づいて必死で皿を守る大人気ないセイバー、このシーン大好きですw。93ページの爆天童さんのイラストがもちろんイイ!のは言うまでもありません。
それと、磨伸映一郎さんの「それゆけハサン」というマンガが収録されていますが、「ごほうび」のくだりは爆笑させていただきました。
小説は後でじっくり読もうと思っています。
さて、この画集を購入するきっかけとなった、特典冊子「Rough Material」ですが、
普通にラフ
というだけでした。「Material」とタイトルに入っているので、「Fate/side side materiale」のような感じかと期待したり、TYPE-MOONと関係があるものが入っているかなと思ったりしていたんですが、特に何も無く、ふつーに画集のラフでした。まあ、いろんな人のラフが載っているので、人それぞれラフにも個性があるなと楽しむことは出来ましたが。ラフを見て思ったのは、こちらのほうがコミカルだという事。雌鳥さんやたぽさんのネタは面白いです。そして、画集のほうはやはり「画集」でクールな感じがしますが、ラフ本はホットです。Fate/Zeroが好き、絵を描くのが好きというのがひしひしと感じられました。ラフ本のほうが「Tribute」と冠するのに相応(ふさわ)しいと思ってしまいました。
ちなみに、ラフ本の最後には、「実録、『Fate/Zero』を作った男たち」で高宮宏臣さんと虚淵玄さんの対談が載っていました。
「Rough Material」は私の期待するものとは違いました。なので、今回この画集を買わずとも良かった一品なのかもしれません。しかし、はじめの期待には無い部分で非常に楽しめた本でした。執筆された方が関わっているほかの作品をFateとは関係無しに知りたいと思いましたし、十分満足させてくれたアイテムでした。
追記:『Fate/Zero Tribute Arts ―死にゆく者への祈り―』通常版は、2008年12月31日からコミックとらのあな店舗にて1890円(税込)で発売されるそうです。詳細はとらのあなの
こちらのサイトでご確認ください。
余談:「Rough Material」にスーパーサイヤ人が紛れ込んでいると思ったのは私だけでしょうか?