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 HMV渋谷店が2010年8月22日に閉店しました。日本でCDの年間売り上げ枚数がピークに比べて半分にまで減っている影響をまざまざと感じました。私は渋谷店に大しては入ったことがあるといった程度で特に感慨はないのですが、HMVのホームページの店舗情報を見たとき、よく行っていた店舗がすでに無いことを知り、そちらのほうが驚きました。

 レコードがCDに取って代わり、今度はダウンロード販売に取って代わりました。アナログからデジタルへの移行が社会の構造を変えることになりました。次に大きく変わるのは「本」ではないでしょうか。CD・レコード店と同様、本屋そのものが無くなるわけですから。

 本は紙でなければ本当に楽しめないのかというと、私は「否」です。なぜなら、紙の本でなく文学作品をゲームソフト「DS文学全集」で読んで十分楽しめたからです。このソフトに収録されていたからこそ読んだ作品も多かったです。紙の文庫本と違い、読むスピードが遅くなったのは確かですが、DS画面が小さかったからこそのメリットもありました。紙の本であれば、読んでいる先を目の端でちらっと見てしまったり、展開がどうなるのか気になり我慢できなくて少し先を開いてしまうことがあります。しかし、DSではその欲求を抑えることが出来ました。しかも、表示される量が少ないため次の展開はページをめくるまで完全におあずけなので、物語をしっかりと楽しむことが出来ました。

 私にとって本が無くなるメリットで一番大きいのは部屋がすっきりすることです。たくさんあったCDを小さな小さなデジタルオーディオプレイヤーに入れてみると、部屋のスペースが空き、且(か)つ便利になりました。同様に、いやそれ以上に部屋がすっきりするのは本がデジタルデータになることです。本棚が無くなると部屋が大幅に広くなります。ほかにも利点は多いです。本に在庫という概念が無くなり、月刊ガンガン7月号のように買えなかったということがなくなるのもいいことです。海外の本が安く買えるのもいいことです。デジタル化により本の著作者、原作者への利益の還元率も大きくなるのではないでしょうか。中古本もなくなりますし。そして、デジタル化することで紙代、印刷代などが無くなり値段が安くなるであろうデジタルの本の価格を吊り上げようと既に画策し始めている日本の出版業界が排除されるとなお良いですが。

 ただし、本のデジタル化において、エコエコ詐欺が蔓延(まんえん)していると感じる「エコ」という観点からはどうでもいいことですが。「エコ」がどうこうより森林がなくなるのは私にとって大問題です。酸素がないと生きていけません。「MOTTAINAI」精神は好きですが、ちまたで評判の「エコ」は大嫌いです。二酸化炭素の排出量の増加は地球温暖化には影響を及ぼしているかもしれませんが、本当に環境を壊しているのかという点では私には疑問です。それよりも直接的に大々的に自然破壊しているのは森林伐採です。平均気温が上がったり下がったりというのは氷河期があったりする歴史の中、地球にとっては日常茶飯事なこと。しかし、多くの動植物の住処(すみか)を確実に奪うのは森林破壊ではないでしょうか。たとえば、石油から作ったスーパーのビニール袋をちょっと減らしたくらいで私たちはエコに関心があります、環境を大事にしていますというパフォーマンスをしていますが、へそで茶が沸くとはまさにこのことと思ってしまいます。もしエコが大事というのであれば、本・雑誌・新聞などの紙媒体そのものの存在自体がまず否定されてもいいと思うのですが、どうでしょうか?

 私は紙媒体の本が大好きです。本屋が大好きです。文庫本を読んでいるときに感じる本の、インクのかすかな匂いが好きです。本のしおりも好きです。本屋ごとに違う文庫カバーも好きです。でも、本のデジタル化、ダウンロード販売が浸透していくのはもはや避けられない未来だと私は考えています。大型書店が閉店というニュースもそう遠くない将来流れるのではないでしょうか。




蛇足

 現在、KindleやiPadのような電子書籍を読むためのブックリーダーがあります。しかし、漫画を読むためには、見開きができるものすなわち2画面のものが必要不可欠だと思っています。iPadはiPhoneをただ大きくしたような感じですが、それよりもニンテンドーDSを大きくしたようなものを早々に普及させ仕様を定着させないと、1画面のままの、漫画を読むのに非常に不便なブックリーダーが居座ってしまうのではないかと私は危惧(きぐ)しています。
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2010.08.25 Wed l 雑記 l top ▲
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