<音泉>インターネットラジオステーションのサイトが新しくなりました。2008年7月14日からリニューアルとなったのですが、
使いやすくなった所はありません。むしろサイトが重くなっただけでした。 サイトの良し悪しはそれほど気になりません。私が気になっているのは、
ネットラジオそのものです。
今までの、拡張子がwmaのウィンドウズメディアオーディオという音声ファイルだったものから、拡張子wmvのウィンドウズメディアビデオという動画ファイルに変更になりました。
ラジオなのに動画?ということは、動画があるはずなのですが、
1枚の絵が最初から最後まで流れるだけのおそまつなものでした。 この動画とは言えないものがくっついたファイルになっているために、今までビットレートが20kbpsが現在は100kbpsとなっています。ファイルサイズは約2倍となりました。(5倍でないのはなぜなのか今書いている時点では私はよく分かっていません。)通常、ビットレートは数値が大きいほうが高品質ですが、もし音声だけのファイルでビットレートが20kbpsから100kbpsのwmaファイルとなったのであれば、品質がCD並へと、非常に高音質になったと言えます。発売されている音泉のラジオCDでは128kbpsのMP3ファイルなので、それと同等もしくはそれ以上の高品質となるでしょう。(MP3とWMAは同じ音声ファイルですが圧縮方法が違うのでどちらが高音質か私はよく知りません。)しかし、この100kbpsは一枚絵垂れ流しの動画を加えたものなので、ラジオにとって大切な音声が高音質になったのかどうかは分かりません。
そこで、拡張子wmvの動画ファイルから拡張子wmaの音声ファイルを抜き出してみました。動画というのは映像と音声が合体したものなのでそれを分離すればいい。きっと動画を映像と音声に分離したい人がいてそのためのソフトを作った人がいるに違いないと思い、ネットで検索してみたら見つけました。
AVI Operator+というフリーソフトです。これで音声ファイルを抽出してみたところ、32kbpsのwmaファイルが出来ました。
動画から音声を抜き出すこれ以外のソフトで試していないのではっきりとは言えませんが、僅(わず)かに音質が良くなったようです。私は元の音質で十分だと思っていましたが。(それに私には音質が良くなったのかどうかいまいちよく分かりませんでしたし。)
ついでに動画ファイルから映像のみ取り出してみたら、65kbpsのwmvファイルが出来ました。ファイルサイズはラジオ30分で音声ファイルが約7MBで映像ファイルが約1MBとほとんど音声でした。
今回、wmvファイルになって不快なのは、ネットラジオを再生するとウィンドウズメディアプレイヤーの動作が重くなる事です。 音泉がリニューアルしましたが、がっかりしています。
インターネットラジオステーションなのだから、音声のみであるwmaファイルに戻してほしいです。現在の一枚絵が延々と流れる動画への変更は私は理解いたしかねます。ネットラジオを聴く人に不便を要求するということなのでしょうか。ただ、聴きづらくなっただけとなりました。今後の「改善」に期待します。
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