2008年5月5日24時に放送された「ミューコミ」の「タワーレコードシングルチャートTOP10」の第3位に、「きらりん☆レボリューション」の主人公月島きらり雪野のえる花咲こべにからなるアイドルユニット、「Milky Way」(ミルキィウェイ)が歌う

アナタボシ(2008年4月30日発売)

が登場しました。これを聴いた時すぐさま思ったのは、

これなんて同人サークルwww

、ということ。なぜそう思ったのか。それは

東方アレンジ

だと思ったからです。なぜなら、私が大好きな曲のひとつで「上海アリス幻樂団」の弾幕シューティングゲーム「東方永夜抄 〜 Imperishable Night.」(2004年8月15日発売)のボス「蓬莱山輝夜」(ほうらいさんかぐや)のテーマ曲、

竹取飛翔 〜 Lunatic Princess


同人サークルがアレンジするとこんな感じの曲になると思ったからです。サビの部分のコード進行が「東方風」です。(別にそのコード進行が「東方」が起源というわけではないですが、「東方」でよく出てくるもので、私が「東方」らしく感じる、そして好きなコード進行です。)サビの終わり方も「東方」っぽいです。

Q.「アナタボシ」には歌があって、「竹取飛翔 〜 Lunatic Princess」には歌が無いから大きく違う?

A.二次創作では歌詞付きのアレンジも出ています。

Q.サビ以外は大きく違う?

A.ミューコミではサビのみだったので、「FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50」第898回のチャートに入っていたので聴き直してみました。東方アレンジCDを多く持っていますが、モチーフ(主題として曲の中で何回も登場する、特徴あるフレーズ)を用いているくらいで、あとは原曲とはあまり関係ないものが多いです。こんなところも東方アレンジに似ています。

 「Perfume」が歌う「ポリリズム」がどうみても「Daft Punk」風に聴こえたのと同じように「MilkyWay」の「アナタボシ」、私には「上海アリス幻楽団」の曲「竹取飛翔 〜 Lunatic Princess」の同人アレンジ風に私には聴こえました。漫画は教育上読むべきものではないと言われた時代から、マンガ原作のドラマが世に溢(あふ)れかえるほどの時代になりました。オタが好む音楽もこうやって少しずつ世に浸透していくのかもしれません。

 ミューコミで「アナタボシ」のサビを聴いた時、

えーりん、えーりん

と深夜に大声で叫んでしまいそうだったのは言うまでもありません。
2008.05.07 Wed l 音楽 l top ▲
 2008年4月25日放送の「FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50」を聴いていて気になった曲がありました。それは、

 モーニング娘。の「リゾナントブルー

です。私がどこに反応したか。それはタイトルの一部分「リゾナント」の部分。すぐさま、

 ドラゴノーツ−ザ・レゾナンス− 

が浮かんだのは言うまでもありません。

 名詞レゾナンス(resonance)の形容詞がリゾナント(resonant)。「re」は日本語で「り」と読むか「れ」と読むかは人ぞれぞれ。グーグルでは「リゾナント」で検索したら「もしかして: レゾナント 」と表示されたので「レゾナント」のほうが多く採用されているのかもしれません。ちなみに意味は「共振・共鳴」です。ドラゴノーツでは「人とドラゴンの間の共鳴」として「レゾナンス」が使われていました。(詳しくはこちら

 私はアニメで「レゾナンス」という単語を初めて知りました。これは私が単に無知なだけなのでしょうか。「リゾナントブルー」という言葉をどうやって思いついたのか是非知りたいものです。

 邦楽に出てくる曲って、どれもこれも少ない数の単語でやりくりしていると感じています。たとえば、誰が最初に使用したのかは知りませんが、「Hold me tight」(強く抱きしめて)というフレーズは一時期かなり流行りました。(’80年代くらい?)他にもあります。たとえば、「レゾナンス」同様日本人は普通知らない(高校3年までに習う可能性が低い)だろう単語「addict」(アディクト;中毒者)。これは宇多田ヒカルの「Addicted To You」が世に出てからというもの「holic」という接尾辞(〜中毒の、〜中毒)に取って代わった感じがします。英語を流暢(りゅうちょう)に扱える宇多田ヒカルだからこそ取り入れることが出来た単語だと思います。

 この曲「リゾナントブルー」に関して言えば、聴いたことのある部分が二つほど浮かんできました。(どの曲と似ていると思ったのかはここでは取り上げません。)「なんか聴いた事がある。これかもしれない。」と思った表現であり、特徴があるからこそ頭に思い描いたわけです。このようなユニーク(unique:唯一の、独特な)な表現って、地球上に数十億人いる中ドッペルゲンガーと呼ばれる全くのそっくりさんを見つけるのが極めて困難なように、同様の表現を思いつくのは難しいんじゃないかと私は思いました。文章には参考文献がありますが、楽曲には何を参考にしたかを明記する規律がありません。あればいいのにと思うことがあります。ルーツが分かるとそれを辿っていけばもっと楽しめそうですし。

 今地上波デジタル放送を録画する時の制限、ダビング10でも少し話題になっている著作権ですが、著作権を気にするのであれば、消費者から如何にお金をむしりとるかばかりを考えるのではなく、生産者が既存の著作物を無断借用して制作する事に関してもっと気にかけて欲しいものです。既にあるものを使ってはならないということではありません。参考にしているなら参考にしていますと明示した方が良いんじゃないのかということです。世の中のものはどんなものでも人間の遺伝子の配列が一人一人ごくわずかしか違わないのと同じくらい、オリジナルの部分はごくわずかだと私は考えています。そして、そのごく僅(わず)かの部分が如何にオリジナリティに溢(あふ)れているか、強く滲(にじ)み出ているかが個性だと私は思っています。

 「リゾナント」の部分からこの「リゾナントブルー」という曲に少し興味を持って、その時に思ったことを書き綴ってみました。

 ちなみに、T.M.Revolution が歌う、2008年4月放送開始のアニメ「ソウルイーター」のOPテーマのタイトルも「resonance」。偶然かもしれませんが、今まで目にしなかった単語を立て続けに目にすることに驚いているのは言うまでもありません。 
2008.04.30 Wed l 音楽 l top ▲
 2008年4月5日第210回アニスパに驚きました。最初の1秒から驚きました。

OPの曲が変わっている!

しかもいい曲!

曲名は、

「マハラジャになりたい」

意味は、

大金持ちになりたい!

月刊おひさま」の第13回おひさま<絵本・童話>大賞で最優秀賞を取った浅野さんに詞を書きたいように書いてと言ったら、

欲望のままの歌詞と相成りました。www

 しかしながら、正直いい曲で驚きました。この曲に関するパーソナリティのやり取りは爆笑でしたが、この曲イイです。この曲好きです。宣伝費ががっつりあれば売れるだろうけれど、きっと出ないんでしょうね。CDをそのうち発売すると思いますが、是非オリコン20位以内に入って欲しいです。そうすれば、FMで流れるので。この曲に関する忌憚(きたん)の無い意見が聞けるので。是非FMで流れているのを聴いてみたいです。

 ちなみに、おそらくユニット「milk rings(ミルク リングス)」での発売となるでしょうが、このユニット名の意味をWikipediaで見るまで気づきませんでした。知ってみると納得という感じです。
2008.04.07 Mon l 音楽 l top ▲
 録音してあった去年のラジオ番組を聴いていたら、マンガと同名の曲が2曲出てきました。

小柳ルミ子 「瀬戸の花嫁」(1972年)

フォー・クローバース 「冬物語」(1972年)

です。

 「瀬戸の花嫁」は、木村太彦さんの描く「瀬戸の花嫁」と同名です。現在、月刊ガンガンWING
で連載されていて私も毎月読んでいます。この中のキャラクター、アフロでダンディーな政さんが話に絡んでくると笑えます。私が声が出るほど笑えるマンガのひとつです。政×永澄(主人公)のカップリングはギャグとして面白いですが、そんな腐女子向同人誌は無いのでしょうか?

 小柳ルミ子さんの歌う「瀬戸の花嫁」については特に言う事は無いです。当時ヒットした名曲なのでしょうが、今日の私にはあまり心に響いてきませんでした。

 「冬物語」は、原秀則さんの描いた「冬物語」と同名。大学受験に悩む優柔不断な主人公と二人のヒロインがメインの恋物語です。少し暗い雰囲気を漂わせた作品でした。何度もコミックスを読み返したのもいい思い出です。当時はヘタレという言葉は無かったかもしれませんが、主人公のヘタレっぷりは「School Days」の主人公の誠に匹敵します。原秀則さんの「冬物語」、星里もちるさんの「りびんぐゲーム」、柴門ふみさんの「東京ラブストーリー」などを読むと昭和から平成に変わる時代の世相が感じられます。

 フォー・クローバースというグループの事は今まで知りませんでした。「冬物語」、なかなかいい曲です。’70年代の伴奏スタイルが甘く切ない感じを出しています。聞いた瞬間、バイオリンの旋律には「ドラゴンクエスト6 幻の大地」の城で流れる曲、「王宮にて」を思い出しました。近頃私は、歌謡曲やフォークを名曲だと感じることが多いです。J-POPはどこかで聴いたことがあるような曲ばかりと感じるのに比べて、日本らしさを感じることができるからだと思います。最新の曲は洋楽とアニソンを聴けば十分と思っていますが、もっとJ-POPにいい曲が現れて欲しいです。作詞は2007年夏に亡くなった阿久悠(あくゆう)さんとの事。「阿久悠」でネット検索していくときっとまた良い曲に巡り会えるでしょう。

 他にもマンガと曲名が同じものがありそうです。ラジオを聴く時に少しタイトルに注意してみようと思います。

2008.02.14 Thu l 音楽 l top ▲
 最近買った、「幺樂(ようがく)団の歴史」の音楽CD2枚のうちのもう一枚、

 幺樂団の歴史5〜Akyu's Untouched Score vol.5 其の伍 東方靈異伝 〜 Highly Responsive to Prayers ………735円
 (サークル:上海アリス幻樂団http://kourindou.exblog.jp/tb/6928396))

についての感想です。

 これも旧東方の音楽集で、ゲーム「東方靈異伝〜Highly Responsive to Prayers」で使われたものが収録されています。このゲーム、サークル上海アリス弦楽団の神主ZUNさんの最初の作品すなわちこれぞ東方の原点というべきゲームです。これもPC98用ゲームで、今は取り扱っていないようなので、このCDも非常に楽しみにしていました。

 (ゲーム「東方靈異伝」については、サイト「東方元ネタWiki」の「東方靈異伝」(http://toho-motoneta.com/index.php?%C5%EC%CA%FD%F0%CD%B0%DB%C5%C1)のページなどに情報が記載されています。)


 というわけで、1曲ずつの簡単な感想です。

1.A Sacred Lot サビのメロディが覚えやすく好きです。

2.永遠の巫女 音が一番重なり合っているところの伴奏が大好きです。

3.The Positive and Negative タイトルの感じは受けませんでした。私の中で東方っぽく感じないです。ハードな曲です。

4.Highly Responsive to Prayers これも私の中で東方っぽくは無いです。激しい曲のはずなんだけど、哀しさが漂っています。

5.東方怪奇談 音楽CD「蓬莱人形 〜 Dolls in Pseudo Paradise」の中の「東方怪奇談」ではそう思わなかったのですが、最初はYMOの匂いがします。そしてこれを聴いているうちに「蓬莱人形」の方にもその匂いが映ってしまいました。

6.天使伝説 私には天使の姿が脳内に浮かんできませんでした。東方っぽくも無い感じがします。けれど、この曲の中に自分の心に響いてくるフレーズがあります。好きです。

7.Oriental Magician これもタイトルの感じは受けません。何もありはしない、無で覆いつくされている宇宙空間を一人乗りの宇宙船で飛んでいる、そんなSFの世界が頭の中を過(よ)ぎりました。

8.破邪の小太刀 Oriental Magicianと同じようにSFの世界を思い浮かべます。タイトルの感じはしません。でも、これ、いいです。私は最初から4小節目がツボです。大好きです。

9.魔鏡 これゲーム中だったら、身も心もバーニングになっていると思います。

10.the Legend of KAGE 闇夜を照らす月の光が映し出す影の感じが出ています。

11.いざ、倒れ逝くその時まで 8ビートから16ビートに変わって5小節目から8小節目あたりが大好きです。ゲーム中なら燃えまくっているはずです。これ心に響いてきます。

12.Civilization of Magic 幺樂の中で、懐かしきゲーム音楽の世界を最も想起させる曲のひとつです。砂漠化した、荒廃した世界、悲しげで儚(はかな)げで、まぶしい太陽の陽の光が降り注いでいるのだけど、それでも覚悟を持って強く生き抜いていく。そんなイメージを持ちました。幻想郷の世界とはおそらくかけ離れていますが、そんな昔プレイしたゲームの世界を思い出させてくれました。

13.星幽天使 主旋律のメロディがいい。曲が進むにつれてだんだん激しくなっていくのだけれど曲の区切りで一気に曲の最初の暗い感じに戻るところが物凄く淋(さみ)しくなります。

14.アイリス 静かに佇む幻想郷の世界に自分が溶け込んでいるのではないかと思うほど幻想的で好きです。

15.テーマ・オブ・イースタンストーリー 新曲です。「東方を遊んでいれば誰もが聞いた事のある新曲です。」と神主が言う通りです。幺樂団の歴史の締めの一曲にふさわしい曲だと思います。

 今回の曲全てに言えることですが、哀しく切ない感じが漂っています。激しい曲もあるのだけれど、哀愁が沁みわたってきます。私は季節によってヘビーローテーションを入れ替えていますが、この楽曲たちは冬に聴くとより輝く曲だと思います。神主が自ら「意外と良い曲が多い」と言っているように、完成度は非常に高いです。現・東方らしさはまだ薄いと感じましたが、1980年代、1990年代のゲームミュージックが好きな私は心打たれています。ところどころにこのフレーズ好きだなあと思うものがあるんです。今回も感想をひとつずつ書いていきましたが、実は少し書きづらかったです。というのは、このCD、東方の曲を味わったCDというよりは、自分の中に、非常に懐かしい、哀しくもあるんだけど温かい、時の流れをゆるやかに感じていたそんな幼き時代、をどの曲においても強く感じたCDだからです。そのためにそれ以上に言葉が見つからないのです。またところどころ好きなフレーズがあるのだけれども、一曲通じて、これを書いている現時点では、自分の中で大ヒットでは無く、中ヒットだったからというのもあります。現時点では、です。今これを綴っていて、集中しています。書くことのために神経を鋭くさせています。よって、音楽が心に響いてくる経路にフィルターがあってここに届きにくくなっているからです。またしばらく経って、ポータブルオーディオなどで数多く入っている楽曲群の中で出会った時には私の中で大ヒットするものが出てくると思います。そんなわけで、期待を裏切らなかった、満足のいく一枚でした。

 そして、このCDのZUNさんのあとがきの最後の2行、私も共感します。改めて考えたりもします。

 最後にもうひとつ、これで幺樂団の歴史は最後らしいですが、これまで発売されたCDではまだ数曲しかお目見えしていない、「西方」シリーズ「秋霜玉(しゅうそうぎょく)」、「稀翁玉(きおうぎょく)」(http://ss-do.hp.infoseek.co.jp/saku.html)で使われた楽曲もCD化して欲しいです。

「秋霜玉」、「稀翁玉」、是非聴いてみたいです。
2008.02.02 Sat l 音楽 l top ▲